修士2年の鈴木健吾は、カナダ・バンクーバーで開催されたIEEE INFOCOM 2024に併設されたNext-generation Open and Programmable Radio Access Networks(NG-OPERA)ワークショップに参加しました。本ワークショップでは、5G-Advancedや6Gに向けた無線アクセスネットワーク(RAN)の変革がテーマとして取り上げられました。Open RANの動向、オープンソースソフトウェア、AIによるネットワーク管理などが議論されました。
鈴木は「Toward B5G/6G Connected Autonomous Vehicles: O-RAN-Driven Millimeter-Wave Beam Management and Handover Management」という論文を発表し、O-RANアーキテクチャを活用して、困難な道路状況下での自動運転車の通信を改善する新たな手法を提案しました。この発表は、NG-OPERAワークショップにおいてBest Paper Awardを受賞しました。
学術的な議論に加えて、鈴木は他の研究者との交流を深め、夕食を共にしてバンクーバーの街を散策するなど、充実した時間を過ごしました。この経験は、RAN技術の将来に関する貴重な洞察をもたらすとともに、研究コミュニティ内での新たなつながりを築く機会となりました。