2024年8月12日から8月15日まで、アレックス・オーショリツ博士とM1の髙田さんは、香港で開催された第2回IEEE International Conference on Metaverse Computing, Networking, and Applications(MetaCom 2024)に参加しました。この会議は、メタバースにおけるコンピューティング、ネットワーキング、アプリケーションに関する最新の研究成果を共有し、今後の方向性を議論する貴重な機会を提供しました。
アレックス・オーショリツ博士は、「PLATONE: An Immersive Geospatial Audio Spatialization Platform」と題し、都市環境における空間音響の統合について発表しました。この研究では、都市規模の3Dジオメトリを利用した音響空間化を探求し、これらの環境でリアルタイム音響レンダリングを実現するハードウェアプラットフォームをデモンストレーションしました。
M1の髙田さんは、「Design of Digital Twin Architecture for 3D Audio Representation in AR」と題した論文を発表し、物理空間とサイバー空間を結びつけ、拡張現実における空間音響体験を提供するためのアーキテクチャを紹介しました。彼の研究では、BIMデータを活用してデジタルツインを生成し、ImmersalのVisual Positioning System (VPS) を基に3D環境に音源を正確に配置する手法を提案しました。
今回の会議は、髙田さんにとって初めての国際会議であり、彼の優れた学士論文の研究を発表する場となりました。会議を通じて得られた洞察とフィードバックは、今後の研究に役立てられるでしょう。この経験を基に、さらにメタバース技術の進展に貢献していくことを楽しみにしています。